「洋服が好きだからアパレル業界で働きたい」と思う学生もいますよね。アパレル業界で合働くことを希望するなら、就職してからも役に立つ「被服学」を学ぶことをオススメします。今回は、被服学とは何かということと、被服学を学べる大学について紹介します。
被服学とは「衣服への理解を深める学問」
被服学とは、衣服を快適に着るために、衣服について歴史的、化学的な面から学び、よりよい服飾を作る学問のことです。
細分化すると、様々な専門的な学問に分けられます。例えば、「被服材料学」や「被服衛生学」、「被服美学・服飾史」です。
被服材料学では、繊維や布など、素材の性質を研究し、より快適に身に着けることができる組み合わせを考えます。
被服衛生学では、汗などの生理現象と被服の関係性や重ね着をすることで得られる保温効果など、着心地や構造、機能を研究します。
被服美学・服飾史では、絵や演劇、文学などに登場する衣服も対象として、服装の歴史やデザインの研究をします。
そのほかには、服の素材や質感、服の作り方、体型に合わせた服の作り方、色彩など、衣服に関わる専門的な知識を身に着けることができます。また、繊維開発・デザイン・縫製方法・販売・消費など、服の開発から流通まで服に関わることをトータル的に研究が行われる学問でもあります。
被服学を学べる学校は女子大学が多い
アパレル業界で働きたいと考える学生は多く、その中には男子学生も少なくないと思います。とはいえ、被服学を学ぶことができる学科の多くは女子大に設置されています。そのため、男子学生が被服学を学びたいと思った場合、進学先の選択肢が狭くなる可能性も。
被服学、と表だって表示されていなくても、生活科学系の大学の中で選択できる場合があるので良く調べてみてください。他には、専門学校、そして2019年に追加された、新しい大学の「専門職大学」という選択肢があります。
専門職大学の中には、被服学を学ぶことができる専門職大学があります。その一つが、国際ファッション専門職大学です。ここは、男女共学でグローバルな学びを提供してくれる専門職大学です。世界トップブランドとの取り組みや海外実習、インターンシップなど、学生のうちから海外に挑戦できる環境が整っている専門職大学です。オリジナルブランドの立ち上げをパックアップする制度もあるため、オリジナルブランドを立ち上げたいと考えている学生にオススメですよ。
専門職大学の強み
専門職大学はまだ新しい大学のため、知らない方も多いでしょう。しかし、大きなメリットがあります。例えば、今までの大学には少なかったり、なかったりする学問を選択できる専門職大学が多くあります。被服学もその一つです。他の学問も、興味があったらぜひ調べてみてくださいね。
また、専門学校とは違い、卒業時に「学位」を取得することができます。通常の大学と同じ資格になるため、就職のチャンスも増えますよ。
専門職大学は、学びたい学問を、理論と実践から学ぶことができる新しい大学です。大学に縛られず、視野を広げて調べてみてくださいね。